短刀取り  正面打ち第二教 [受け:柏木 啓司 参段(流山合気会)]

武器取りですので、固めあるいは技の途中で相手の武器を取ります。
その方法は複数ありますが、今回は表を座技で裏を立技で短刀を取って固めてみました。

【ポイント】

(1)

表は短刀の長さ分間合いが遠くなりますので、素早い運足が必要となります。
次に自分の正中線を崩さず相手を制し、第二教(小手回し)に入って行きます。この時相手と接触した刹那小手回しを行ってしまうケースをよく見かけますが、相手が短刀を持っていてもあせらず、正確に相手を制してから第二教(小手回し)を行いましょう。この時の相手の体と腕の角度は鋭角にすることがポイントです。

(2)

裏は、今回相手の内側に体を捌いて行いました。その後の動きは逆半身片手取り第二教と同じです。ただ相手は短刀を持っていますので、相手の手首を自分の肩に付けて間接を決めようとすると短刀に接触してしまいますので避けましょう。
転換で相手を崩し、相手が立ち上がってくるところを小手を回して第二教を決めて下さい。

第二教は「小手回し」固め技です。技が利く利かないなどといって稽古をしていますとスムーズな第二教を行うことができません。時には短刀を使ってゆっくりと第二教を研究してみて下さい。

 






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