短刀取り  正面打ち第五教 [受け:桑山 繁 弐段(港区合気会)]

第五教は「腕伸ばし」固め技です。稽古では横面打ちがほとんどで正面打ちは珍しいのではないでしょうか。
今回ご紹介する正面打ち第五教は、私の師である麻生金城師範がご指導されていた技のひとつで、大切に伝えて行きたいと思います。

【ポイント】

(1)

相手との接触ではけして相手の手首を握らず第一教と同じように踏み出しますが、第一教の時より深く入ります。
同時に短刀が下ってこないように反対の手で支えます。

(2)

掌底を付けたまま相手の手首に巻き付けるように逆手で握り第五教に入ります。

(3)

固めでは、相手の肘を直につかまず袖をつかんで行ってみてください。
相手に当方の力が伝りにくいのと、袖がいい具合に相手の腕に絡みつき、力を入れないで制することができます。

 


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