「肘固め」 「脇固め」 「腕ひしぎ」 「六教」など様々な名前がありますが、ここでは「肘固め」と呼ぶことにします。
受けの肘を逆間接に脇で絞めて固める危険な技ですので注意しながら稽古しましょう。
今回は相手の攻撃を内側と外側に体を捌いて行う2種類をご紹介します。
【ポイント】
(1) |
正面打ちを相手の内側に体を捌き、当て身を入れながら相手の小手を取り小手回し(二教)に移ります。次に相手の外側に体を捌いてから相手の肘を脇で挟み、絞りながら相手を崩し肘固めに入ります。 大切なことは、相手の内側に体を捌いた時に隙ができますので、必ず当て身を入れるよう心掛けてください。極めで外側の足を相手の頭の方向に移動する時が、受けにとって危険な状態になりますので、お互いに注意して稽古してください。 |
(2) |
正面打ちを相手の外側に体を捌き、入り身転換から小手を取るところまで一呼吸で行います。次に小手返しとは逆の方向に小手を捻り(三教)、相手の肘を脇で挟んで絞った時に、反対の腕で絞り込んでいる自分の手首ごと挟んで肘固めに入ります。 |
逆間接の極めて危険な技ですので、お互いに注意しながらゆっくりと稽古してください。