杖取り 中段突き呼吸投げ [受け:松島 圭一 参段(流山合気会)]

受けの杖の持ち方や扱い状況によって、取りは杖を持つ位置や持ち方を変えます。

これを考えて行うではなく自然に対応できるよう鍛錬しましょう。
今回は、受けが中段突きで攻撃した状況(杖の後方部を諸手で掴んでいる状態)で呼吸投げを行います。
従いまして、受けと取りは杖を挟んで遠間の位置に相対することになります。

【動画の順番】

(1)

逆半身呼吸投げ
逆半身に受けの外側に入り身し、杖を軽く絞りながら転換でさばき、前方に運足して中段で投げます。

(2)

相半身呼吸投げ
相半身に受けの内側に入り身し、杖を軽く絞りながら吸込みを行い、受けの外側に杖を切り替えし、受けを崩して反転させ運足して中段で投げます。

(3)

相半身呼吸投げ その二
相半身に入り身し、杖を軽く絞りながら手元を上げ、吸込みながら受けの外側に体をさばくのと同時に杖を振り上げ、受けを崩し反転させ杖を斬り下ろすようにして投げます。

【ポイント】
杖は握らないで添える感覚で扱うことが大切です。
受けの杖を持つ力・動きを指で感じ、手首の絞りと返しで相手を崩せるように稽古してください。きっと素手で行う片手取り、両手取り、諸手取り、後ろ両手取りの色々な技の時に効果が現れることでしょう。

 


Copyright (C) 1999-  流山合気会 , All rights reserved.