講習会や他道場との合同稽古などで、今までやっていた四方投げ(四方投げ以外でも)と違う型の四方投げを習うことがあります。
このような時は今までの型に固執することなく、素直そして大きな気持ちで受け入れることが大切です。ガリレオの地動説ではないですが、こういう機会こそ「気づき」「開眼」「発見」のチャンスと思ってください。
今回は多くの型の中から、理合の異なる代表的な四方投げを表だけ五本行います。
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大きく振り上げる気持ちの入った四方投げ |
(2) |
相手の腕を肩より上に上げない、隙のない効率的な四方投げ |
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相手の手を自分の額につけて行う、大きな相手に有効な小回りの効いた四方投げ |
(4) |
相手の肘関節を曲げさせないで気を相手の肩に向ける四方投げ(半身半立に有効) |
(5) |
剣の理合で「水月斬り」から「抜き胴」転じて「袈裟斬り」に入る動きで行う四方投げ |
いずれにしましても、相手を自分の正中線上に投げるように心がけて下さい。
従いまして、投げる時は片手だと正中線維持が難しいので、両手で投げるよう心掛けてください。